日本の管理職不人気の理由と解決策を探る！堀江敦子氏が語るジェンダーギャップとダイバーシティの重要性

管理職不人気の背景

日本における管理職の不人気は、多くの問題を抱えています。ベトナムや中国、韓国と比較しても、日本では管理職になりたくないと感じている社員が多いです。これは、日本の管理職のやり方に対する疑問から来ています。キャリアアップやスキルアップ自体は望んでいる一方で、現状の管理職の形態では魅力を感じていないのです。

スリール代表取締役・堀江敦子氏の見解

堀江敦子氏が代表を務めるスリールは、女性活躍およびダイバーシティマネジメントのコンサルティングに特化した企業です。堀江氏自身の研究成果と、スリールでの14年間の実践が凝縮された書籍『女性活躍から始める人的資本経営』も刊行されており、理論とデータ、実践の三位一体の重要性を説いています。この書籍は、経営陣と効果的な対話を行うための必読書とされています。

ジェンダーギャップと人事の課題

女性活躍の不足は、組織の根本的問題を示す一つの指標となります。堀江氏はこれを「氷山の一角」と表現し、組織が持つ潜在的な課題が表面化する兆しとして捉えています。例えば、育児や介護をしながらキャリアを形成するための支援不足や、評価・昇進におけるバイアスが存在することが指摘されています。

理論とデータに基づくアプローチの重要性

堀江氏の書籍は、理論と実践、さらに具体的なデータを持つことの重要性を強調しています。経営陣と話す前に、しっかりとした理論を学び、自社のデータを紐解くことができれば、より具体的な対策が可能になります。これにより、人的資本の最適化とダイバーシティの推進が進むことで、管理職不人気という課題にも対処できるでしょう。

視聴者の反応

動画を視聴した多くの視聴者は、日本における管理職の現状に対して批判的な意見を持っている傾向が見られました。特に「現在の日本の管理職は雑用係のようだ」という感想が多く、管理職になりたくない理由として挙げられることが多かったです。また、管理職に昇進することが必ずしも生活の向上につながらないと感じている声も多く、実際に「管理職になるとなぜか給料が下がり、残業時間が増える」という具体的な指摘もありました。さらに、IT化やマネジメントの効果的な実行ができていないことも問題視されています。他の国と比べて、日本では管理職と一般職の給与格差が小さく、管理職になるメリットが少ないという指摘もありました。

※引用元
チャンネル名：PIVOT 公式チャンネル
動画タイトル：【なぜ日本では管理職が不人気なのか】人的資本経営の専門家・堀江敦子／経営陣と話す前に理論を学べ／人事の仕事はもっとある／ジェンダーギャップが生む機会の不平等【PIVOT TALK】