全国を襲うカメムシ危機！農作物被害とニオイ問題が深刻化

カメムシの大量発生が全国に広がる

最近、全国各地でカメムシが大量発生しているとのニュースが話題となっています。特に、三重県や宮崎市などでの被害が深刻です。5月半ばには、宮崎市内のテニスコートで無数のカメムシが街路灯に群がる姿が撮影され、その異常な光景がネット上で拡散されました。

強烈なニオイと農作物への被害

カメムシと聞くと、多くの人がその強烈なニオイを連想するかもしれません。カメムシは身を守るために強烈なニオイを放ちますが、そのニオイが原因で自らが死んでしまうこともあるほどです。しかし、カメムシの真の問題はニオイだけではありません。カメムシは果物の汁を吸うことで農作物に被害を与え、その吸われた部分がスポンジのようになり、果物全体がしわしわになってしまいます。特にビワやミカンなどが被害を受け、商品価値が大きく損なわれています。

農家たちの苦悩

一部の農家では、カメムシの被害が深刻で、収穫物の3割から4割が商品価値を失っています。袋を使ってカメムシから農作物を守る努力も行われていますが、袋のわずかな隙間からカメムシが入り込むこともあります。防虫剤を散布する方法も試されていますが、効果が限定的で、被害は依然として続いています。

専門家からのアドバイスとカメムシの大量発生の原因

昆虫の専門家である長嶋盛大先生によると、日本には1300種類以上のカメムシが存在します。カメムシは秋頃に冬を越そうと建物や人家に入り込み、大量発生する傾向があります。特に、地域によっては10年に1度や20年に1度の周期で大発生することがあります。長嶋先生は、高校時代に自身がカメムシの大発生に直面し、その数の驚異について語っています。

さらなる対策が急務とされる中、専門家のアドバイスや最新の研究が求められています。私たち一人ひとりがカメムシについての知識を深め、適切な対策を講じることが、これからの農業や生活において重要になるでしょう。

視聴者の反応

多くの視聴者がこの動画に対し様々な感想を寄せています。カメムシの見た目や匂いに強い反応を示す人が多く、中には掃除機を使って効率的に捕まえる方法を提案する声もありました。長嶋先生のキャラクターやカメムシ研究に対する敬意を示す意見も見受けられました。一方で、カメムシに関する質問や除去方法に関する具体的な対策を求める声も多かったです。また、実際にカメムシに対する日常的な処理方法についての知識を共有するコメントもありました。

※引用元
チャンネル名：ABEMAニュース【公式】
動画タイトル：【カメムシ大量発生】ニオイに要注意…果樹園に被害も やってはいけない対処法を専門家が解説｜ABEMA的ニュースショー