社会課題を楽しく解決？松村教授の『仕掛学』がひろゆきと議論！

「仕掛学」とは何か？

突然ですが、男性諸君、トイレに貼られたシールを見たことがありますよね？ついついシールに「ロックオン」しちゃいませんか？実はこの行動、実際には「仕掛学」に基づいているのです。大阪大学の松村教授は、「仕掛学」を提唱し、好奇心や遊び心を刺激して、人々の行動を導く学問だと説明します。例えば、バスケットボールがついたゴミ箱など、そのデザインによって人々にゴミを正しく捨てさせる仕掛けなので、ゴミの量が減るという効果があります。

実際の仕掛けとは？

松村教授は好奇心を誘導する仕掛けを使って、社会課題を解決すると言います。バスケットボール付きゴミ箱の他にも、「真実の口」を模した手洗い装置があります。多くの人が口に手を入れたくなる構造で、手を入れるとセンサーが反応して消毒液が出るという仕組みです。これにより、手洗いを促進する効果があるといいます。動物園での使用例では、手を入れたくなる人が続出し、使用率が5倍に増えたとのことです。

松村教授の日常の発見

松村教授は日常生活でも仕掛けを探しているそうです。例えば、街を歩きながら見つけた「ラインが引かれた駐車場」について、ラインがあると枠内に車を止めたくなる仕掛けだと説明します。これは、人々が周りの目を気にする心理を利用して、正しく駐車させる効果があるとのことです。

ひろゆき氏との議論

番組内では、ひろゆき氏と松村教授が「仕掛学」について議論しました。ひろゆき氏は、昔2ちゃんねるで盛り上がったASCIIアートを使った仕掛けの例を挙げ、人が特定の状況でどのように行動するかを操作することに成功した経験を話しました。また、最近の政治やビジネスでの同様の技術についても触れ、「仕掛学」がいかに幅広く応用されるかについて議論しました。

「仕掛学」が持つ影響力

松村教授は人々の行動を変えるための仕掛けを通じて、社会課題の解決を目指しています。例えば、公共の場所での喫煙を減らすために、喫煙所をゲーム感覚でデザインし、楽しさを提供することで、無理に規制するのではなく自主的に行動を変えさせることが可能です。ひろゆき氏もこの点に強く共感し、人々の行動を変える力を持つ「仕掛学」の可能性について語りました。

最後に

このように、「仕掛学」は単なる理論ではなく、実際に社会に対して大きな影響を与える可能性があります。松村教授の研究は、今後もさらに進化し、人々の生活をより良いものにするためのさまざまな仕掛けが開発されることが期待されます。

視聴者の反応

視聴者からは「仕掛学」に対する大きな関心が寄せられ、日常生活や仕事で松村教授の研究を応用したいというポジティブな意見が多く見られました。一方で、具体的な効果について懐疑的な視点もあり、特にナッジ理論との違いが分かりづらいという意見がいくつかありました。また、ひろゆきとの議論を見て楽しんだ視聴者も多く、動画全体の評価は高かったようです。中には仕掛けのアイデアを自身のプロジェクトに取り入れたいというクリエイティブなコメントも見受けられました。全体として、視聴者は松村教授の「仕掛学」に触れて、その可能性に対する期待と共に、さらなる具体例を求める声が多かったです。

※引用元
チャンネル名：ABEMA Prime #アベプラ【公式】
動画タイトル：【仕掛学】社会課題の解決を？好奇心をくすぐる？人は正論では動かない？行動をどう変える？ひろゆきと議論｜アベプラ