失踪から21年…吉川友梨さんの30歳の似顔絵を公開、科学捜査の力で新たな手がかりへ

吉川友梨さんの事件について

2003年、大阪府熊取町で当時小学4年生だった吉川友梨さんが学校からの帰宅途中に行方不明となった事件が発生しました。当時、現場周辺にはカメラが設置されておらず、捜査情報の提供が頼みの綱となっていました。しかし、事件発生当初には1000件あった情報提供も、2022年にはわずか262件に減少してしまいました。

歳月による顔の変化

行方不明者の捜索で最大のネックとなるのは「歳月」です。時間の経過と共に、私たちが知っている顔は変化します。例えば、番組スタッフの知人女性の現在の写真と救済当時の写真を比べると、非常に異なることがわかります。しかし、吉川友梨さんの場合、9歳当時の写真を基に現在30歳の顔を探さなければなりません。

30歳の吉川友梨さんの似顔絵を公開

大阪府は事件の風化を防ぐため、今年30歳になった吉川友梨さんの似顔絵を公開しました。この似顔絵は、群馬県警の似顔絵捜査の専門家によって作成されました。専任の技術者たちが、0歳から行方不明になる9歳までのおよそ20枚の写真と両親の写真を元に顔の成長を推測し、完成までに1年を費やしました。

科学捜査研究所の取り組み

この似顔絵を依頼されたのは群馬県警科学捜査研究所の川崎捜査官です。川崎捜査官は40年以上のキャリアを持ち、警察庁が指定する広域技能指導官として優れた実績を持っています。写真やご両親の顔の特徴をもとに、吉川友梨さんの成長を一から推測し、精密な似顔絵を作成しました。

捜査への期待

この公開された似顔絵が新たな手掛かりとなり、吉川友梨さんの発見に繋がることを期待しています。情報提供を呼びかけるとともに、この事件を風化させることなく全力で解決を目指す姿勢が示されています。

視聴者の反応

視聴者の中には、AI技術を活用すべきだという意見が多く見られましたが、一方で職人技の重要性を評価する声もありました。地元出身者からは、交通量が多い地域での誘拐に驚きを隠せない反応がありました。また、海外の事例を引き合いに出し、過去の経験から希望を見出すコメントも多数寄せられました。さらに、日本の警察の技術が世界標準に比べて遅れているという指摘も見られました。

※引用元
チャンネル名：ABEMAニュース【公式】
動画タイトル：【吉川友梨さん】行方不明から21年…30歳の似顔絵を公開“科捜研 似顔絵捜査”のリアル｜ABEMA的ニュースショー